どうもこんにちは、「Empanadillas」のしんざきです。今日は、私の大好物である横シューの、その中でも特に「ダライアスバースト」の話をさせていただきたいと思います。
「ダライアス」シリーズって、多くのシューターにとって、凄く特別なシリーズだと思うんですよ。
横スクロールのシューティング、いわゆる横シューって、縦シューに比べるとずっと継続シリーズの数が少ないです。5作以上直系の続編が出ている大作シリーズっていうことでいうと、せいぜい「グラディウス」「R-TYPE」「ダライアス」あと一作目は縦シューでしたけど「サンダーフォース」くらいじゃないでしょうか?ファンタジーゾーンも、超兄貴も、コットンも、アインハンダーも、ラストリゾートも、マジカルチェイスも、みんなそれぞれに魅力的な横シューでしたが、シリーズ作品として長く定着するまでには至りませんでした。
で、そんなシリーズの中でも、ダライアスバースト、ダライアスバーストAC、ダライアスバーストCSと、今でも現役のシリーズであり続けている「ダライアス」は、横シューターという人種の最大の希望といっても全く過言ではないと思うわけです。
私は、2009年の12月25日、ダライアスバーストを初めて遊んだ時の衝撃を未だに忘れることが出来ません。ダラバーだけの為にPSPを購入し、今か今かと発売を待ったその先には、想像を超えた素晴らしい「ダライアス」が待っていました。
・設置バーストを使えば使う程楽になる、考え抜かれた敵出現パターン
・初心者が弾に当たりながら学ぶことが出来る、上限なしのアーム設定
・ダライアスならではの多彩なボスと攻撃パターン
・あの手この手でクリアに向けた試行錯誤が出来るミッションモード
・旧作ファン狂喜乱舞の、一部のミッションモードでの旧作曲
・萌えボスとしかいいようがないミラージュキャッスル
・全ダライアスファンの期待通り、強大極まる壁として立ちふさがってくれたグレートシング
そしてなにより、その世界を彩る素晴らしいBGM。
ダライアスって、シリーズシリーズで全く違う世界観、違う表現でそれぞれのBGMを形作っていたと思うんですよ。
冗談かと思う程シャープなテクノ的世界観をもっていたダライアス。
最終面で物凄い展開の起伏を見せ、「ステージ構成と曲の同期」という姿を見せてくれたダライアスII。
それを更に推し進めて、ゲームを越えた一つの表現だったダライアス外伝。
「KIMERA II」で「最終ステージ」という概念を塗り替えて見せたGダライアス。
個人的には、ダライアスツインとかダライアスフォースとか、あの辺にも好きな曲は色々ある訳なんですが。
それよりなによりダライアスバースト。
鬼才・土屋昇平氏が形作ったその世界は、時に無機的でもあり、時にはアコースティックでもありながら、過去作とは全く違った、まさに「ダライアスバースト」という世界に最適化された素晴らしい世界を、プレイヤーに見せてくれるBGMでした。
たとえば、ゲーム発表当初からダライアスバースト世界を彩った、シャープでありながらとてつもなく印象的な「Good-bye My Earth」のメロディ。
たとえば、それぞれに全く違った緊張感や荘厳さを備えながら、印象的なリズムでプレイヤーに迫ってくる「Hinder」シリーズ。特にミラキャスと一緒に長時間聴くことになるHinder Fourがいたくお気に入りです。
たとえば、激しい敵の攻撃と共に、女性の声のような緊張感あふれるメロディが恐怖すら感じさせる「Cylinder」。
一転して、どこまでも静かで、誰もいない荒野に一人立っているような寂寥感を漂わせる「Calm Down」。
宇宙空間を漂う中、どこからか聴こえてくる異星のメロディのような「Shady」。
そして、全ての収束、全てがたどり着く場所で流れる、静かなオルゴールのメロディから始まる「The World of spirit」。
もう全曲超絶素晴らしいとしか言いようがないBGM揃いなわけでして、いや言うまでもなくダラバーACや最新作であるダラバーCSも素晴らしいわけですが、やはりダライアスの復活作として、「ダライアスバースト」のBGMは出色だったとしかいいようがないと思うわけです。特に「The World of spirit」、あの一瞬曲が静止した瞬間に、画面外からサウザンドナイブスが急襲してくるシーンなんて、本当に心臓が止まるかと思いましたよ。
この広い地球という惑星に住む全人類があの瞬間を体験するべきだと私は考えているので、みなさん機会があったらPSP版のダラバー遊んでみてください。ダウンロード版でVitaでも普通に遊べます。あとダラバーCSも。是非。
今回、しんざきはアコースティック民族楽器バンド「エンパナディージャス」で「きゃっち・ざ・はーと!」に出演させて頂くわけですが、上記の内のどれかの曲かは、皆さまに丹精こめてお届け出来るかと思っております。自分たちなりの解釈での「ダライアスバースト」を皆さんにお聴かせしたく考えておりますので、みなさん是非ご期待ください。
「きゃっち・ざ・はーと!」の予約はこちらから。お待ちしております。
今日書きたいことはそれくらいです。